認知的柔軟性(にんちてきじゅうなんせい)とは、頭の良さのひとつで、過去の考え方に固執せず新しい状況に柔軟に対応できる能力のことだ。

頭が硬い人は、過去の情報や経験に縛られて「昔はこうだったから今もこうだ」と考えてしまい、変化に対応できない。一方、認知的柔軟性がある人は「あの時はそうだったが、今はこうだよね」とパッと切り替えられる。新しいものに飛びつくこともできる。

勝間の具体例が面白い。クリップマイクを置くスタンドとしてマグカップを使うという発想だ。「マグカップは飲み物を入れるもの」と固定してしまうと気づかないが、「何かを挟んで保持するもの」と抽象化すれば、マイクを差し込む台として活用できる。物の用途を固定せず概念化・抽象化する習慣が認知的柔軟性を高める。

また、自分の間違いをすぐに認めて新しい方向へ進むことも柔軟性の一つ。体をストレッチして柔らかくするように、頭も柔らかくすることを意識してみよう。年を取るほど賢くなる人と硬くなる人の差は、まさにこの認知的柔軟性にある。