「めんどくさい」と感じていることをやりたくない、放置してしまう——そういう経験は誰にでもある。しかし、実は作業を始めることで「作業興奮」が起き、楽しくなって続けられるのだと勝間は言う。

作業興奮とは、手足を動かしたり指先から刺激を受けることで、脳が興奮状態になり「嬉しい」「楽しい」と感じるようになる現象だ。掃除を例に挙げれば、最初は面倒に感じても「ちょっとここだけ」と始めると、綺麗になっていく感覚が楽しくてやめられなくなる。自転車も、乗らない期間が続くと乗る気がなくなるが、一度乗り始めると毎日乗りたくなる。

旅行の準備も同じだ。出かけるまでは面倒でも、荷造りを始めると勢いがついてくる。頭だけで考えているうちは動けないが、ほんの少し作業を始めれば興奮が生まれて前に進むことができる。

「めんどくさい」と感じたとき、それは意志が弱いのではなく、単に作業量が足りていないだけかもしれない。ちょっとやってみることで作業興奮を引き出す——このキーワードを日常の中でどう生み出すかを考えてみてほしい。